NIKKEN 日本研紙株式会社

日本研紙は研磨布紙の総合メーカーです。

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研磨布紙の性能

研磨布紙に要求される性能には、研磨力、仕上げ面、耐久力、強度、使いやすさ等があり、これらが同時にまたは別個に要求される。この中から特に研磨布紙の基本的性能である研磨力、仕上げ面に付いて説明いたします。

研磨布紙の研磨力と仕上げ面には、切っても切れない関係があります。一般に研磨力がよくて仕上げ面の細かい研磨布紙が要求される傾向がありますが、研磨力と仕上げ面の間には相関関係があり研磨力を向上させると仕上げ面は粗くなり、仕上げ面を良くすると研磨力が低下いたします。ここで言う研磨力とは研磨布紙の持つ短時間の研磨能力であり、耐久力とは異なりますので注意が必要です。耐久力と仕上げ面には絶対的な相関関係はありませんので耐久力を向上させた仕上げ面の細かい研磨布紙に付いては実現の可能性があります。


(A)研磨力

研磨布紙の研磨力は研磨布紙からだけ見れば、

  • (イ) 粒度
  • (ロ) 研磨材の種類
  • (ハ) 接着剤の種類
  • (ニ) 基材の種類
  • (ホ) 製造方法

により変わってきます。(イ)に付いては当然の事であるが、(ロ)の研磨材の種類によっても CC>AA という傾向があり、また粒子形状によっても研磨力に差が出てくる。しかしこれは一般的な傾向であり研磨する対象によっては CC<AA という事もあり得ます。

(ハ)の接着剤の種類によっても柔軟性のある接着剤より硬い接着剤の方が研磨力は良く、(ニ)の基材でも同様である。(ホ)の製造方法に付いては、研磨材・接着剤の塗布方法が大きく影響するのであるが、これは全ての研磨布紙に共通する点であり常に最上の方法で製造されております。

(イ)〜(ニ)の組合せにより各種研磨布紙が製造されているのであるが、ニッケン研磨布紙の場合のそれぞれの品種による研磨力の違い傾向は別表のようになっております。もちろんこれらは研磨条件、被研磨材料等により大きく変化するので必ずしもこの通りにならない場合もありますが、おおまかな傾向として参考にして下さい。


(B)仕上げ面粗さ

研磨力・仕上げ面粗さ関係研磨布紙の仕上げ面粗さが研磨力と関係あることは前に述べた通りであるが、仕上げ面粗さに関係する要因も研磨力と同じになります。研磨力が向上する要因は、仕上げ面が粗くなる要因であり、その反対では仕上げ面が細かくなります。むろん仕上げ面は研磨力と同様に、研磨条件及び研磨材料に大きく左右されますが、一般的にニッケン研磨布紙の品種による仕上げ面粗さの傾向を掲げると次のようになります。

  • (イ) 粒度による仕上げ面変化は、当然粗粒度になれば仕上げ面も粗くなり、細粒度になれば細かくなります。一粒度細かくなる毎に2〜3割仕上げ面粗さは細かくなります。
  • (ロ) 研磨材の種類による差は、同一粒度であれば仕上げ面粗さは CC>AA の傾向にあります。
  • (ハ) 硬い接着剤を採用した研磨布紙ほど仕上げ面粗さも粗くなります。
    以上の点をまとめて同粒度での研磨力、仕上げ面粗さの傾向を比較すると次のようになります。


(C)DS(Dry・Sanding)加工について

木質家具・楽器等の木地研磨・塗膜研磨作業は近年ほとんどドライ研磨が採用されており、それが原因で 研磨布紙の耐久性が問題になります。特に細粒度研磨布紙の目詰まりによる耐久力低下は著しいものがあり、これを防止するために研磨布紙面からの改良と研磨条件からの工夫の両面が検討されておりますが、研磨布紙面からの改良の効果的な一つとして研磨材面に金属石鹸を塗布して目詰まりを防止する方法があります。

これを我社では「DS加工」と呼び、各種研磨布紙表面に処理しております。その性質及び効果に付いて説明致します。

DS加工の性質

DS加工は白色の金属石鹸粉末を溶解し研磨布紙表面に塗布したもので、金属石鹸の種類によりその特性は色々変化致します。我社では各種金属石鹸の中から研磨布紙の目詰まり防止効果に最も適したもの及び毒性なども充分考慮にいれた種類の金属石鹸を採用しております。研磨布紙に金属石鹸を塗布した状態は図の様になっており、金属石鹸の粒子が研磨布紙のチップポケットに入り込んでおります。

この粒子が研磨時に主として次の2点の作用をし目詰まりを防止すると考えられております。

  • (イ) 目詰まりしやすい材料の研磨時においては、その粘着性のある研磨チップが研磨布紙のチップポケットに付着することを防止する。
  • (ロ) 金属石鹸の潤滑作用により研磨熱の発生を低下させ、被研磨物の発熱を押え焼けを防止する。
    このため研磨対象に依ってはDS加工の効果に差が生じて参ります。
DS加工の効果

DS加工を行った研磨布紙を使用する場合注意しなければならない点は、

  • (イ) DS加工を行った研磨布紙は耐久性は向上するが、研磨力は低下するので、目詰まりの少ない材料の研磨には不向きである。
  • (ロ) DS加工剤等が多量に付着したままで次工程の塗装を進めると、塗膜のピンホール・密着不良などが発生する可能性があるので拭き取りは充分行う。

でありますが、それにも増してDS加工の効果にはすばらしいものがある。例えばエッジサンダーでゴム系接着剤のはみ出た材料を研磨する場合、従来はゴム接着剤で研磨布紙の表面は目詰まりし耐久力低下が著しかったものが、DS加工を行うことにより耐久力は2〜3倍に伸びる。他にも熱可塑性の塗膜のドライ研磨にも塗膜の熱変形を最小限に抑えた研磨が可能になる等、木質材料塗面の研磨には大きな効果が期待できる。

DS加工の効果が期待される材料
  • 樹脂分の多い木材 … 松 ローズウッド 黒たん等
  • 熱に弱い塗膜 … カシュ ラッカー 漆 エナメル等
  • 熱可塑性のプラスチック … アクリル 塩化ビニール ゴム質等
  • ワックスの発生する塗膜 … ポリエステル塗膜 ウレタン塗膜等

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